警備員アルバイトのメリット

この中では、日常的にあまりピンと来ないかもしれないのだが、施設警備のアルバイトが最もおすすめである。
というのも、施設警備はイベント警備や交通誘導警備と比べて室内の業務が多いからである。
モニターを監視し施設の安全を確認する仕事である場合は、事件や事故が起こらない限りは特に動くこともなく、空調のきいた快適な環境の中で座って仕事ができる。
しかも、イベント警備や交通誘導警備は終了時刻が流動的であるため日給制がほとんどであるのに対し、施設警備は明確に時給制になっているケースが多い。
アルバイト情報誌、フリーペーパー、新聞折込み、アルバイト情報サイトなどで探した際に、「防災センター勤務」というような言葉があればほぼ施設警備の仕事であると思って間違いない。
ただ、あまり体を動かさないだけに、人によっては時間の経過がとても遅く感じるかもしれない。
そして、施設警備はたいてい長期勤務が基本なので、短期の警備のバイトを希望するのであれば、イベント警備か交通誘導警備を探すほうが良いとされる。
警備員と聞くと一般的に危険というイメージがあり、実際その通り事故や事件に巻き込まれる可能性も全くないわけではない。
その上、交通誘導の場合は気候や天候に関係なく仕事があり、夜勤が入れば生活も不規則になるので、日頃から健康管理には気を配っていなければならない。
しかし一方で、警備のアルバイトには、勤務時間中にも休み時間がけっこうあるという、他の職種にはあまりないメリットもある。
例えば、立哨であれば1時間立って30分休憩という感じになり、その間どこかへ出かけるということはできないが、読書をしたりゲームをしたりなど、基本的には好きなように過ごせて、もちろんその時間も給料が出るのである。
そのため、資格取得のための勉強をしている人がこのアルバイトをするというケースがよく見られるという。
また、警備員のアルバイトの時給は一般的に見てそれほど良くもなければ悪くもないという程度だが、夜勤のある仕事の場合は基本時給の25パーセントに当たる深夜手当も支払われる。
これらを考えれば、なかなか悪くないバイトではないだろうか。